大塚千津子フラメンコ舞踊アカデミア
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en el CAFE
  「en el CAFE」 は、アカデミアにゆかりのある皆様、「えっ!?」という意外な人、
アカデミアの生徒など、多種多様な方々に登場していただくページです。
ゲストの方にカフェでお茶を飲みながらおしゃべりしている気分で気軽にコラムを書いて頂きます。
今回のゲストは...。

VOL12.「ペーニャを終えて」クリスマスペーニャ出演者
水曜初級クラス 牛久保朱美子
ペーニャが終わった。初めペーニャは私たちのような下っ端が出るようなものではないと思っていた。でも私たちも出ていいものなのだと聞き、今回の6人で参加することとなった。
初めてのタブラオ、今回は6人だけでお客さんの目の前で踊ることを考え、発表会の時よりもとにかく一生懸命練習した。
オーケストラで10年以上演奏してきたが、練習をすればするほど、上達するのはもちろんだが、本番での緊張の仕方が変わってくるのをいつも感じていた。緊張のため失敗することももちろん多々あるが、練習不足であるほど緊張するのである。練習をやればやるほど、これだけ練習したんだから、きっと大丈夫、そう思えるようになる。それはフラメンコでも同じであるというのを今回感じた。
初めてのタブラオでお客さんが目の前にいて、もちろん緊張した。
だが、あれだけ何度も何度も練習したのだから大丈夫、いつもと同じように踊ろうという自分がいた。緊張もあわさって、今回の舞台は自分の現在のできうる範囲でのベストの踊りができたわけではない。だた、自分の中の平均的な踊りはできたと思う。
反省点は多々あるし、失敗した部分もあるが、多少舞い上がりながらも落ち着いて踊ることができたのは練習をたくさんしたおかげだと思う。(男はうらぎるが)お稽古はうらぎらないという先生の言葉。(男にうらぎられて気を紛らわすために?)いっぱいお稽古をし続けた今回の舞台で、その言葉の中の一部の真実を感じたような気がする。
これからもその言葉を信じて、よりいっそうお稽古に励みたいと思う。
最後に先生、諸先輩方にはずいぶんご心配をおかけしたにもかかわらず温かく見守っていただき本当にありがとうございました。今後も精進していきたいと存じますのでよろしくお願いいたします。


木曜初級クラス 村主美穂
へっ!? ふぁっ、ファンダンゴ?・・・うぅぅぅ。
ペーニャの説明会に出席してくれていた友達の説明によると、私達のチームはタンゴで申し込んでいたが、あの小さな舞台に6人全員というのは少し無理があるということになり、前半と後半で3人づつに分けることにした。
結果、踊る時間が余りにも短いのでもう一曲追加することになり、ファンダンゴという話になったのだそうだ。
“どーする?やる?”と電話の向こうの友達。悩んだ挙句“分かった、やる”と返事をして電話を切った。数十分の間、“ようやくやり過ごしたと思ったのに・・・”“やらないと言っておけば良かったのかも”等々、いろんな思いが頭の中を飛び交っていた。
だって私、パリージョが凄く苦手なのだから。ただでさえ、カベサがついただけで、右左をキョロキョロしているような有様なのに、パリージョは持ったとたんに、体がバラバラになり自分でも一体何をやっているのか分からなくなってしまう。
今更カミングアウトですが、発表会の時はひたすらやり過ごすというか、大きなミスを避け無難に終わることだけを心がけて踊っていたから・・・。〔ああ、先生の大きなげんこつが飛んできそう・・・。〕
不安で仕方がないので練習・練習の日々・・・。
当日、皆と一緒に楽しく踊れればいいと思って一生懸命やったのになんだか白くなってしまって、覚えていない。最後の追上げのサパテアードのところ、一瞬だけ“ああ、揃ってるカッコいいじゃん”と感じただけ。難しい、悔しい、皆と一緒に楽しいと感じたかったのに。
気を取り直してタンゴに臨む。
“振りはまず真似て自分でやってみなさい、おかしい時は先生が直すから” 数年前に先生がおっしゃった、そして今度も数分のあわせ稽古の時間中に的確に指摘される。出来ないのは自分の問題。技術が伴わないのだからせめて顔だけでもと思っても、笑顔が大の苦手。一度も笑えないのはまずいと思い、小ざかしく一箇所絶対に笑うポイントを作って練習の時からそこだけ“にへへ”とやっていた。
終わって一週間、悔しい、脱力、達成感などいろいろな思いがミックスされて、でもやっぱり次への闘志が湧いてくる。麻薬だ〜。
大塚先生始め、いつも目からうろこのご指導を下さる諸先生方、感謝しています。
私はフラメンコが好き、時々くじけそうになるけどやっぱり好き。これからも頑張ります、ご指導よろしくお願いいたします。


チコクラス 鈴木徹雄
今回のペーニャのテーマはたとえ3分ほどにしろソロで踊ると言う事でした。
コンパスが分からなくなっての立ち往生!ソロはこの恐怖との戦いです。
うまく踊ると言う前に、最後まで踊りきることが絶対条件なのです。これに対抗するには練習あるのみ!

練習を始めるとコンパスでいきなり戸惑いがきました。
「ソロコンパス」の音に合わせてやるとズレるのです。テンポをありったけ遅くして確認した所、半拍待つ所が実際は待てていない事が分かりました。又タコンを打つのが速すぎて1拍取らないで次に進んでいっている事も分かりました。群舞で踊っている時はなかなか気付かないんですよネー。

さて本番についてですが、踊りきったと言う達成感が一番強いです。
そこで本番の怖さについて一言。
僕の前で踊る赤君は、練習ではかなり遅いテンポで踊っていたのですが、本番ではかなりテンポアップしました。ビデオを観て測ってみたら、入りは140で、終わりは157まで上がっていました。
僕は148以上速いテンポで練習した事はありません。踊り始めて速いなとは思ったのですが、
いまさら引き返せません。
僕の顔が緊張で引き攣っているのは、この緊急事態に対処しようとした結果なのです。(^^ゞ 注・言い訳含む。

又、後半で見事にコンパスを外したのですが、これは足が2拍抜けたからです。
練習ではここを間違えたことはないのですが、なぜか突然抜けました。一瞬なにが起きたかわからず目が泳いでいるのがハッキリビデオに映っています。
その後何とかコンパスに戻れたのは練習のなかで体がコンパスを感じ取っていたからだと思います。

今回は感情移入して踊ると言うことが出来ませんでした。平凡な踊りになってしまったかな?と
問うたところ、「十〜分に個性的だった!」とみんなが口を揃えて言ってくれました。
な、なんと思いやりのある仲間達でしょう。感謝、感謝です。


木曜中級クラス 山内直子
フラメンコを始めたからにはいつか踊りたいと思っていたソロ。
とても嬉しい反面、頼れるのは自分だけ。非常に緊張しました。
ペーニャのお稽古で先生に注意されることは実に情けないことばかり。
「基本ができていない。」「軸ができていない。」「テンポを一定に!」「焦らなくていいから、落ち着いて!」などなど。書ききれません。
うぅ〜、わたし今まで何をやってきたんだろう・・・。でも落ち込んだところで本番は待ってくれません。
あの時もっと練習しておけばと後悔だけはしたくない。
とにかく自分にできる限りの稽古をしました。稽古するしかないのですから。
いくらやっても納得はできなかったけれど、思い切って踊ることだけを考えるようにしました。
たとえ本番でミスすることがあったとしても、それは次の課題にすればいい。
格好良く踊ることは出来ないけど、心をこめて、今の自分の精一杯で踊ることなら出来るから。
本番前の一週間は、舞台に立つ自分を思い浮かべただけで動悸がし、大きく深呼吸することもたびたび。会社のエレベーターの中、駅のホーム、電車の中、お皿を洗っている時でさえドキドキしてくるし、私って緊張症なんですね。
過度の緊張で麻痺したら、本番にはそれが快感に変わっていました。
快感のシャボン玉がはじけた感じ。
わかんないって言われそうですね。
はい、自分でもよくわかりません。
本番の興奮も好きですが、スタジオで地味に稽古するのはもっと好きです。
3歩進んで2歩下がる。それでも半歩でも前に進みたいと思います。
仲間の一人が言いました。「私達フラメンコ中毒ね」って。
その通り、フラメンコで私は元気になります。だから私はフラメンコがやめられません。
大塚先生、真紀さん、千彰さん、見守って下さった先輩方、そして直前のお稽古で「ダメだし」してくれたクラスのみんな、どうも有難うございました。
ギターの今田さん、カンテの環さん、たいへんお世話になりました。
練習優先で家事の手抜きを大目にみてくれた家族にも感謝しています。
みなさん、どうも有難うございました。

 

 

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